人類最初の原爆の惨禍を体験した広島の祈りと願いを広く伝えるために、「ヒロシマの心」を視覚で訴えるポスターを制作しています。
ヒロシマ・アピールズポスターは公益社団法人日本グラフィックデザイン協会
(JAGDA)と一般財団法人広島国際文化財団の協同制作で1983年にスタートし、公益財団法人ヒロシマ平和創造基金は設立後の2013年から主催に加わっています。
毎年、同協会の会員代表1名がボランティアで制作しています。
2024年度の作品は「遺品が訴えるもの」。
東京都世田谷区のアートディレクター、副田高行(そえだ・たかゆき)さんが制作し、7月12日に広島市に寄贈しました。
「デザイナーが頭の中で描くイメージではなく、もっとリアリティーのある表現をしたかった。」写真家の石内都さんが被爆者の遺品を撮った写真集「ひろしま」から、あの日広島で被爆した女性が身に着けていた長袖のワンピースの写真をポスター全面にあしらい、訴求力を高めた。
作品、概要、制作者プロフィールは日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)のwebサイトでご覧いただけます。
ヒロシマ・アピールズ 2024
タイトル:「遺品が訴えるもの」
デザイン:副田高行