ヒロシマスカラシップ

(国際交流支援事業)

広島県在住者または出身者で、海外や国内でさまざまな芸術の分野にチャレンジする若い芸術家たちを対象に奨学金を支給します。

海外留学奨学金=公募により選出し、1人につき年間36万円を支給します。支給期間は最高2年間。分野(音楽は除く)は特に定めていません。

中村音楽奨学金=公募により選出し、1人につき年間36万円を支給します。支給期間は最高2年間。対象は国内・国外を問いませんが、音楽に限ります。

ヒロシマスカラシップは、一般財団法人広島国際文化財団が1997年に始めた事業です。2012年の当基金設立よりこの事業を引き継ぎ、継続しています。


2024年度の奨学生募集を7月3日に開始しました。
必要書類を揃えて9月20日(金)必着となるよう、郵送で
早めにご応募ください。
詳細は下記の通りです。
@申請書(1枚目)は申請者本人の自署でご記入ください。
A略歴書(2枚目)と推薦書(3枚目)=海外留学奨学金・中村音楽奨学金共通は
下記よりダウンロードし入力していただいて結構です。
国内へは応募パンフレットを郵送することもできますので、下記へご請求ください。
お問い合わせ、ご応募をお待ちしております。

作品や演奏・演舞などをWEBサイトで公開中の方には、申請時に任意でURLやサイト名をご記入いただき選考の参考にさせていただいておりますが、近年はその比重が高まりつつあります。応募の際には、演奏や演舞の場合はソロでの活動動画、作品公開の場合は詳細やご自身の実績など、書類以外でもアピールできる機会と捉えていただき、ご申請いただけましたら幸いです。お待ちしております。


PDF@海外留学奨学金の応募要項・申請書1枚目はこちら

PDF@中村音楽奨学金の応募要項・申請書1枚目はこちら

A略歴書・推薦書の参考書式はこちら(海外留学奨学金・中村音楽奨学金共通)(word)

PDF昨年度までの奨学生はこちら



事務局より

<7月31日 「澁谷真帆ピアノコンサート」のご案内>

広島大学大学院を修了後、ドイツ・カールスルーエ音楽大学へ留学。同大ピアノ科修士課程を最高点で修了し、現在は同大国家演奏家資格コースに在籍中の澁谷真帆さん(2021年度中村音楽奨学金奨学生)が7/31(水)に広島でピアノコンサートを開きます。
ソロ演奏に加え、ヴァイオリンとのデュオもお楽しみいただけるコンサートです。
ヴァイオリンは広島大学卒業後、ともにドイツで学びを深めた中村夏実さん(2019年度中村音楽奨学金奨学生)。カールスルーエ音楽大学に留学、同大修士課程を最高点で修了後ブランデンブルク交響楽団実習生を経て、現在はノイエフィルハーモニーヴェストファーレンの第1ヴァイオリン奏者として活躍中です。
プログラムはシューマン、ブラームスを予定。会場は広島市東区民文化センター小ホール(スタジオA)(広島市東区東蟹屋町10-31)です。
2人の演奏をぜひご鑑賞ください。詳細は下記の通りです。(2024年6月)

PDF7月31日 澁谷真帆ピアノコンサートの詳細はこちら



<9月15日 ソウバレエ 第4回バレエリサイタルのご案内>

広島市出身でヒロシマスカラシップ第15回(1998年度)海外留学奨学生の田中美穂さん(ロシア国立ワガノワバレエアカデミー留学時に選出)は、帰国後、東京を拠点に活動し2012年に帰郷。現在広島市などでバレエ教室「ソウバレエ」を主宰し、後進の指導に当たっています。
4回目となる本公演は2部構成で、主な演目は「人形の精」。別名「フェアリードール」は今から130年以上前の1888年、ウィーンで初めて上演され19世紀の有名なバレエ作品の仲間入りを果たしました。本物そっくりの人形コレクションを持つ、ある街のおもちゃ屋さんのお話。店主と店員、見習の少年が忙しく働いていると、そこへ貴族の家族とお金持ちの商人の家族がやってきて…。なんだか楽しいことが起こりそうです。
田中さんが留学時代に本場で学んだ「人形の精」。子供も大人も楽しめる演目を3歳から大人までの41名、ゲストダンサー4名の総勢45名によって広島で初演します。
入場無料。公演案内は下記の通りです。
チケット・お問い合わせは 070-4083-1374ソウバレエまで。(2024年7月)

PDF9月15日 ソウバレエ 第4回バレエリサイタルの公演案内はこちら




山田正裕さんがオーストリア・グラーツ歌劇場合唱団員として専属契約!

山田正裕さん(2018年度中村音楽奨学金奨学生・声楽/バスバリトン、オーストリア在住)が、今秋、オーストリア第2の都市グラーツにあるグラーツ歌劇場(グラーツ・オペラ座)の専属合唱団員になられました。9月から3つの舞台公演を並行し、すでに計15公演以上に出演。年内さらに2公演の初日を迎えるため日々公演とリハーサルに励んでいます。来年6月までにオペラ、ミュージカル、宗教曲、コンサート等の作品、約100公演に出演予定。奨学生選出時より、ヨーロッパの劇場で仕事することを目標にしていた山田さん、コロナ禍のロックダウンで劇場閉鎖など困難な時期を経験されましたが、研鑽を積まれ果敢にオーディションに挑戦。レポートは感謝の言葉で始まり、オーディションで得た役柄の画像や合唱団の集合写真、音楽祭開催中の華やかな風景写真など、文章と併せ毎回楽しみでした。120年を超える歴史のあるグラーツ歌劇場で日本人男性初の専属合唱団員に選ばれたことは11/8付の中国新聞でも取り上げられています。今後のご活躍が楽しみです。(2022年11月)                       

石田真知さんが「第7回世界マリンバコンクール」で優勝!

広島県府中町出身で、フランス・ストラスブール地方音楽院を今秋卒業のマリンバ
奏者、石田真知さん (2019年度中村音楽奨学金奨学生)が今年9月にドイツのシュツットガルトで開催された「第7回世界マリンバコンクール」で優勝されました。
見事第1位受賞に加えて聴衆賞、本選課題新曲のベストパフォーマンス賞も受賞。
広島大学とエリザベト音楽大学大学院で学ばれた後にフランスへ留学した石田さん。10/8付の中国新聞でも取り上げられました。
2019年度に同じ中村音楽奨学金奨学生に選出され、ストラスブール地方音楽院で研鑽を積まれた双子の妹、石田真歩さんもマリンバ奏者で、昨年ベルギーで開催された国際コンクールで2位に入賞。2人は姉妹デュオ「マリンバツインズ」としても活躍しています。
奨学生選出時には渡仏1年目だった二人。毎日学校へ通って練習し日常生活では積極的に英語とフランス語を駆使。「毎日したいことが沢山ありすぎて」と初回レポートで報告してくれました。コロナ禍でのロックダウン、オンライン授業や練習場所の確保に一時困惑しておられましたが「今できること」を工夫し、自宅でのレコーディングを試みたり、演奏・レッスン動画を公開して自分たちの音楽を発信することも開始。真歩さんのストラスブールの街紹介も楽しいコンテンツです。常に周囲の人に愛され、助けられ、感謝して過ごしている様子が印象的です。周囲の人を幸せにできる音楽家を目指し、その目標を実現させた二人。今後は日本を拠点にして活動されるようなので、演奏、活躍を皆さんと共有できたら嬉しいです。 (2022年10月)

橋まりあさん帰国&ピアノレッスン・フランス語翻訳などのご紹介

橋まりあさん(2012年度中村音楽奨学金奨学生・ピアノ・フランス在住12年間)が帰国され、広島でピアノレッスンとフランス語レッスン・通訳を始められました。チェンバロレッスン、フランス語翻訳、ピアノ演奏・伴奏の依頼も歓迎とのこと。
詳しくはチラシをご確認のうえ、ご相談ください。(2021年8月)

PDF橋まりあさんレッスン・通訳の詳細はこちら



多田佳那子さんが吉野石膏美術振興財団の令和2年度若手美術家への助成に選出

多田佳那子さん(2017年度海外留学奨学金奨学生・美術・オーストリアで創作活動中)が吉野石膏美術振興財団の令和2年度若手美術家の在外研修助成に選出されました。おめでとうございます。研修テーマはウィーンの装飾美術における模様の変容を研究し、絵画制作と修士論文の執筆を行うというものです。
今後ますますのご活躍に期待します。(2021年8月)

多田佳那子さんが共著で出版された書籍のご紹介

多田佳那子さん(同上)と作家のアン・コッテン氏による共著『Reexplorering Kanji Body System』が、ベルリンの総合芸術センターHKW(Haus der Kulturen der Welt)が企画する書籍シリーズ『The New Alphabet』の第1巻に掲載されました。 この作品は、漢字が持つ言語体系の再考と越境文学の可能性を、テキストとヴィジュアル・テキストで構成し、表現されています。
アン・コッテン氏
作家、詩人、翻訳家。詩というジャンルそのものが主題になるような作品や、多言語の世界について自身の経験や考察を元に創作をする。 また、近年では文学の世界だけではなく、音楽家や芸術家との共同制作も積極的に行い、発表の場をひろげている。 日本にはゲーテ・インスティチュートのプログラム、大学講師の職を通して滞在経験がある。 (2021年1月)

 



 



 
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